もしかしたら愛犬が皮膚病かもしれない

犬の皮膚病は様々な種類があります。知識がないと対処することが難しいです。このブログでは犬の皮膚に関しての症状や対処法を紹介していこうと思います。

犬に黒い虫が付いている!?それはマダニかも。

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いつものように朝ご飯をあげようと、

 

ふとワンちゃんを見ると耳のところに黒っぽいゴミみたいなものが・・・。

 

よく見ると何かの虫?が付いているではありませんか。

 

もしかしてと思ってネットで検索してみると「マダニ」でした。

 

自分の地域にはいないだろ~と思っていたのにびっくりでした。

 

マダニに噛まれたらワンちゃんはどうなってしまうのか。

 

どうやって治療したらいいのか紹介していこうと思います。

 

マダニってどんなダニ?

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普段の大きさは3mmくらいで、動物の血を吸って生きています。

 

お腹いっぱいまで血を吸うと元の大きさの100倍くらいまで大きくなります。

 

噛まれてすぐには痛みもなく、大きさ的にも見つけることは困難です。

 

1週間くらいかけて血を吸って大きくなるので、

 

ある程度血を吸うと「なんだこれ?」と気づく感じ。

 

マダニが好きな犬の部位

ワンちゃんは全身毛で覆われています。

 

マダニは毛が邪魔で皮膚まで潜るのは大変です。

 

なのでマダニは毛の少ないところを好んで食いついてきます。

 

例えば、耳、お腹、肛門の周りがマダニの大好物な部位です。

 

マダニに噛まれるとどうなるの?

マダニは血を吸う時に大量に唾液をはきだします。

 

その唾液でアレルギー性皮膚炎になり、ものすご~くかゆくなったりします。

 

1匹ならまだマシですが、数匹に血を吸われると貧血にもなります。

 

マダニは1回で5mlくらい血を吸うので小さなワンちゃんにとっては大変な量ですね。

 

マダニは菌を持っているので、感染症にも注意が必要です。

 

有名なのは

  • バベシア病
  • 日本紅斑症
  • ライム病

 

バベシア症は特に危険で命の危険がある感染症です。

 

40℃を超える熱が出たり、重い貧血や血尿などの症状が特徴です。

 

マダニはどうやって取るの?

絶対に注意してほしいのが、マダニは無理に取ろうとしないでください。

 

血を吸っているマダニって実はセメントのような物質で皮膚と口を固定しています。

 

無理やり引っ張ると頭を残してちぎれてしまいます。

 

すると、化膿したり卵を持っているマダニなら卵をまき散らすことになります。

 

想像するだけで恐ろしいです・・・。

 

マダニを見つけたら自分では取らず、動物病院でとってもらいましょう。

 

最後に

マダニは犬だけではなく人間にも噛みついてきます。

 

もしマダニを見つけたら徹底的に駆除を行ってください。

 

卵を産み付けている可能性もありますので、

 

ダニが全滅したと思っていても獣医さんと相談しながら

 

治療(駆除)することをお勧めします。