もしかしたら愛犬が皮膚病かもしれない

犬の皮膚病は様々な種類があります。知識がないと対処することが難しいです。このブログでは犬の皮膚に関しての症状や対処法を紹介していこうと思います。

犬の耳血種とは?耳が腫れていたら注意が必要!?

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 愛犬が耳を痒がっているのを放置していると、

 

耳血種という病気になってしまうことがあります。

 

あまり聞いたことがない病気だと思いますが、

 

ほっておくと耳の形が変形して完全に元に戻らなくなってしまう

 

病気なので発見したらすぐに治療が必要です。

 

犬の耳血種とは?

ワンちゃんの耳血種は、外耳炎やアトピー性皮膚炎などで

 

耳にかゆみが出た時にワンちゃんが耳を掻いたり、

 

耳をぶつけてしまった時に、耳の内部の血管が切れてしまい

 

耳の内部に分泌液や血液がたまり耳が膨らむ病気です。

 

耳血種の症状は?

耳血種になってしまうと、耳のひらひらした耳介(じかい)に

 

分泌液や血液が溜まり、耳が膨らんたようになります。

 

腫れて膨らんだ耳は熱を持ってしまうので痒みが発生します。

 

発見したらどうしたらいいの?

まずは掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

 

少しでも早く耳の中に溜まった分泌液や血液を抜くことが大事です。

 

腫れた状態で長いあいだ放置してしまうと、

 

耳の中の軟骨が変性してしまい、耳の形がいびつになります。

 

そうならない為にも耳血種の疑いがあればすぐに

 

動物病院へ連れて行くことをオススメします。

 

耳血種はどうやって治療するの?

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治療方法は2種類あります。

 

どちらも耳の中の分泌液や血液を抜く治療法です。

 

 

血液を抜く方法

こちらの方法は注射器などで腫れあがった耳の分泌液や血液を抜く方法。

 

ただ抜くだけでは同じところにまた血液などが溜まってしまいます。

 

血液を抜いてできた空間を無くすために耳と頭を包帯で貼り付けます。

 

感染症を防止するために抗生物質などを使うこともあります。

 

切開する方法

血液を抜く方法で治療しても何度も再発を繰り返してしまうことがあります。

 

そんな時はこちらの切開手術で治療する方法に切り替わります。

 

軽度な耳血種の場合は血液を抜く方法で治る場合がありますが、

 

ある程度腫れあがっているなら、

 

はじめからこちらの方法をお願いしたほうが完治までの期間が早いです。

 

治療の方法ですが、耳介の腫れているところを切開して

 

溜まった分泌液や血液の塊を完全に抜きとります。

 

すべて抜きとれたら皮膚と軟骨が接着するように縫い合わせて

 

抜きとった後の空間を作らないようにします。

 

最後に

治療をしても耳の形が変形してしまうこともあります。

 

耳血種になってから治療までに時間がかかればかかるほど、

 

変形してしまう可能性がアップしてしまいます。

 

そうならないためにも早めの治療を心がけてください。