犬の真菌症って治療すればすぐに治るの?
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真菌症とはワンちゃんの皮膚病のひとつで、
真菌というカビの一種に感染してしまうと、
体に発疹がでたり、脱毛したりもする病気です。
この病気のやっかいなところは「人間にも感染する」ことがある。
特にお年寄りや小さい子供がいる家庭は気を付けてください。
そうならないためにも、真菌症に感染した疑いがあればすぐに
動物病院へ連れて行ってあげてください。
こんな症状の時は真菌症かも?
- そこまでかゆみがないが円形脱毛している
- 体からフケが出ている
- 大きな発疹がある
この病気は初期症状ではほとんどかゆみがありません。
そのため発見が遅れる傾向があり、
脱毛してはじめて何かの病気かな?
と気が付く飼い主さんが多いです。
どんな犬がかかりやすいの?
真菌症は真菌(カビの一種)が被毛や表皮などに
寄生して炎症を起こすことが原因です。
健康なワンちゃんは免疫力があるため大丈夫ですが、
子犬や高齢犬などの免疫力が低下したワンちゃんは
注意が必要です。
真菌症はどうやって治療するの?
治療方法は2つの方法があります。
シャンプー治療
シャンプーは普通にペットショップに売っているものではなく、
動物病院で相談して買ってください。
そのシャンプーは薬用の殺菌効果があるシャンプーなので
患部を洗う&しみこませるようにして洗います。
患部を洗った後も注意が必要です。
1つめは生乾きがないようにワンちゃんをしっかりと乾燥させる。
真菌はカビの一種なので、湿気たところが大好物です。
しっかりとドライヤーなどで乾かしてあげましょう!
2つ目は体を拭いてあげたタオルはそのまま使わない。
寝具やブラシも危険です。
これは感染を防ぐためで、使用後のアイテムは
丁寧に洗ってから使用してください。
忘れがちなのが、飼い主さんが抱っこした服についた菌。
ワンちゃんに使ったアイテムばかり気にして
人間の服についた菌はスルーしてしまうことが
結構あるので注意が必要です。
薬による治療
大きな発疹があって、かゆみが生じてしまう場合などに、
かゆみ止めの薬を使ったりすることもあります。
かゆみによる二次災害を防ぐ目的ですね。
基本的にはシャンプーで治療していきます。
治療をはじめてどれくらいで完治するの?
治療を開始すると早ければ2週間くらいで、
脱毛していた患部から細かな産毛がはえてきます。
この産毛はシャンプーを繰り返しても
抜けずにしっかりと被毛に変化していきます。
脱毛部分が治ったと思っても、そこから1か月弱は
同じ治療を続けてください。
真菌は再発の多い皮膚病です!
完治までの期間ですが、体質や免疫力、年齢などによって
違いますが、
2~3か月かかることもあるので
気長に治療することになります。