もしかしたら愛犬が皮膚病かもしれない

犬の皮膚病は様々な種類があります。知識がないと対処することが難しいです。このブログでは犬の皮膚に関しての症状や対処法を紹介していこうと思います。

愛犬の皮膚疾患はどれだろう?5つの原因を紹介

愛犬の肌にブツブツができたり、

 

毛が油っぽくなり体臭がひどくなったり、

 

赤く腫れあがったりすると心配になりますよね。

 

ワンちゃんには色んな皮膚の病気が存在します。

 

もし、自分の愛犬がそんな皮膚の病気にかかってしまったとき、

 

あらかじめ原因を知ることが出来れば素早い対応ができます。

 

今回はワンちゃんのために覚えておいてほしい有名な5つの皮膚疾患を紹介します。

 

膿皮症

犬の皮膚には様々な細菌が存在します。

 

体調不良などで皮膚の環境バランスが崩れた時に

 

黄色ブドウ球菌という細菌が爆発的に繁殖します。

 

そのせいで犬の皮膚に痒みがでたり発疹ができます。

 

それが膿皮症の症状です。

 

 

 

脂漏症

別名マセラチア感染症とも呼ばれています。

 

症状は、皮膚が油っぽくベタベタしたり被毛からフケが出たり、

 

体の臭いがきつくなったりします。

 

犬の体についているカビ菌(マセラチア)が異常繁殖してしまい、

 

皮脂を栄養源としているカビ菌なので皮脂が急激に奪われます。

 

そのため、皮膚のバリア機能を失い免疫力低下したり、

 

皮脂を補うために新陳代謝が活発になり皮脂が大量に分泌されます。

 

皮膚がベタベタしている原因はこれです。

 

接触性皮膚炎

皮膚にシャンプーや洗剤、虫よけスプレーなどが

 

アレルゲンとして接触することで起こる皮膚炎のこと。

 

ワンちゃんによっては、おもちゃやカーペットでも

 

起こるので注意が必要です。

 

症状は炎症を起こして赤くなり、痒みもでます。

 

皮膚のアレルギーテストをおすすめします。

 

食物アレルギー

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特定の食べ物が原因で起こります。

 

アレルギーによって起こる症状は、皮膚炎や鼻炎、腸炎など様々。

 

体を痒がったり、下痢や嘔吐、皮膚の弱い目の周りや口の周りなどが

 

赤くなったりします。

 

代表的なアレルゲンは牛肉、乳製品、鶏肉、大豆、小麦、とうもろこし、添加物など。

 

疥癬(カイセン)

ヒゼンダニによる皮膚炎のことです。

 

皮膚の表面に寄生し、角質層にトンネルを作って産卵します。

 

強い痒みを伴う皮膚病で、犬だけじゃなく人間にも感染するやっかいな病気。

 

疥癬の疑いがあればすぐに動物病院へ行ってください。

 


最後に

どの皮膚疾患の原因も治療するためには動物病院で診てもらう必要があります。

 

愛犬が皮膚を無性に気にしていたり、赤い発疹ができているのを発見したら、

 

愛犬のためにすぐに動物病院へ行きましょう!

うちの愛犬は大丈夫?ダニ対策をやらないとどうなる?

ワンちゃん友達の間でたま~に話題にあがるダニ対策。

 

うちの愛犬には関係ないと思っていませんか?

 

最近、愛犬が体を必要以上に痒がっていませんか?

 

もしそうなら、すでにワンちゃんの皮膚に喰いついちゃっているかもしれませよ!?

 

犬に寄生するダニとは?

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ダニは動物に寄生して生活しています。

 

寄生したダニは血液や皮脂などをご飯として生きています。

 

よく犬に寄生するダニは3種類あります。

 

マダニ

マダニの大好物は犬の血液。

 

草むらなどに潜んでいることが多いです。

 

3種類の中でも一番発見しやすい大きさのダニで、

 

犬の血を吸って大きくなると500円玉くらいのサイズになることもあります。

 

こんなものが犬に寄生しているところを発見したら、

 

すぐにでも引きちぎりたくなる気持ちは分かりますが、

 

ちょっと待ってください!

 

マダニは皮膚の奥深くまで噛みついているので、

 

ちょっとした力では取れません。

 

最悪の場合、頭だけ皮膚の中に残して胴体だけちぎれることも・・・。

 

実はマダニにはウイルスや細菌を持っています。

 

そのウイルスの怖いところが、犬だけじゃなく人間にも感染する、、、

 

体に赤い発疹ができる日本紅斑熱や脳神経に影響が出るライム病などです。

 

もし愛犬の皮膚にマダニがついていたら、自分で外そうとせず、

 

動物病院へ直行してください!

 

ヒゼンダニ(かいせん)

このダニは肉眼ではものすご~く発見するのは困難です。

 

ヒゼンダニも犬から人間に感染するとても恐ろしいダニです。

 

犬がこのダニに寄生されると「かさぶた」から始まり、

 

強烈な痒みで皮膚がボロボロになり最悪の場合、命にかかわります。

 

愛犬に激しい痒みがみられたらすぐに獣医さんに診てもらってください。

 

治療は主に駆虫薬を用いて行います。

 

ニキビダニ

このダニは他のダニと比べて危険度は低いです。

 

犬の皮膚に寄生してもすぐに痒みなどがあらわれませんが、

 

体調が悪くなって免疫が落ちた時に増殖し、痒みなどの症状がでます。

 

ダニの予防方法は?

  • 家の中の環境作り(温度や湿度の調整、掃除)
  • 月に1度はシャンプー
  • 予防薬(獣医さんと相談)

 

いくつか予防方法はありますが、どの方法も完全に防ぐことはできません。

 

もし寄生された時にいち早く気づいて病院に連れて行ってあげることが

 

一番の方法だと思いますので、日ごろから愛犬のしぐさなどに注意を払ってあげてください。

 

ダニの治療法は?

愛犬が痒がっていたり、皮膚に異常が見つかったら必ず動物病院で治療してもらいましょう。

 

大きなマダニを発見して、すぐに取ってあげたい気持ちも分かりますが、

 

我慢して獣医さんに任せてください。

 

それがワンちゃんにとってもいちばんの治療法なんですから。

愛犬が膿皮症?3つの症状と治療方法!

ワンちゃんが一番かかりやすい皮膚病が膿皮症という病気。

 

膿皮症になるととても体が痒くなり、

 

ひどい時は夜も寝れないくらいになります。

 

そんな愛犬をみたくないですよね、、、

 

もし膿皮症になったら、どうケアしてあげたらいいの?

 

どうやったら治してあげられるの?の疑問を解決しましょう!

 

膿皮症ってどんな病気?

膿皮症は細菌が原因で起こる皮膚炎です。

 

犬の皮膚には色んな種類の菌がいるんですが、

 

ストレスや体調がすぐれない時に皮膚環境の抵抗が低下してしまうと、

 

黄色ブドウ球菌という菌が異常繁殖してしまうことがあります。

 

それにより、発心や痒みなどが起こってしまうんです。

 

進行の段階別に3つの呼び方があります。

 

表面性膿皮症

一番外側の皮膚に発生している膿皮症のこと。

 

小さいプツっとしたできものができます。

 

表在性膿皮症

毛の根本や、毛包と毛包の間に細菌が入り込んでしまってひどくなった膿皮症。

 

膿がつぶれて赤くなることも、、、

 

深在性膿皮症

細菌が奥の方まで入り込んでしまって真皮や

 

皮下組織まで広がってしまった膿皮症。

 

ひどくなると、かきすぎて出血してしまうこともあります。

 

こんなときは膿皮症と疑ってくだい

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  • 鼻に発疹がみられる
  • 体に赤い発疹がある
  • 膿がでてジュクジュクしている
  • 湿疹が腫れあがっている
  • 膿疱がある

これ以外にもありますが、一つでもあてはまれば膿皮症の可能性があります。

 

どうやって治療するの?

症状や種類によって治療のやり方は変わってきます。

 

まずは掛かりつけの獣医に相談してください。

 

膿皮症の原因っていうのは獣医さんでも判断することが難しい病気です。

 

普段の愛犬の行動や症状を事細かに獣医さんに伝えることが治療への近道です。

 

その話をふまえたうえで、おおよその原因を特定していき、

 

治療をおこなっていきます。

 

一般的な治療方法

塗り薬

表面性膿皮症のような場合は塗り薬などを処方されるケースが多いです。

 

悪化しすぎると、塗り薬をぬっても効果がほとんどありません。

 

薬用シャンプー

他には薬用シャンプーを使用する場合もあります。

 

シャンプーといってもペットショップに普通に売っているものではなく、

 

薬用成分を肌につける目的のシャンプーです。

 

使用の際は獣医さんに相談してください。

 

抗生物質

これ以上、進行を抑えるために抗生物質の投与をする場合もあります。

 

ただ、細菌に合ったものでない場合にほとんど効かないこともあり、

 

様子をみて抗生物質の種類を変えて治療をおこないます。

 

自宅でできること

  • 毛足を短くカットしてあげる
  • ブラッシングをしてあげる
  • 食事などで汚れたらすぐにふき取ってあげる
  • しわの多い犬種はしわの間をタオルでこまめに拭いてあげる
  • 雨でぬれた時はドライヤーですぐに乾かしてあげる
  • ストレスをあたえない
  • 食事を見直す(栄養バランス)

 

最後に

膿皮症は日頃からワンちゃんとコミュニケーションを取り、

 

ワンちゃんの異変にすぐに気が付くことが出来れば、

 

未然に防ぐことができる病気です。

 

ワンちゃんが苦しむ姿を見たくなければ、

 

日頃から注意して早期発見できるように心がけてください。